162話「できる人が辞めたら終わり」から卒業しよう

コラム

〜個人依存から“仕組み主導”の組織へ〜

「あの人がいないと仕事が回らない」
「リーダーが有能すぎて、他のメンバーが育たない」
「優秀な人材が退職すると業績が落ちる」

こうした状態は一見“恵まれているように見えて”、組織としては非常に脆い構造です。

優秀な誰か”に頼らないことこそ、強い会社の条件。


「仕事ができる人」頼みの組織に潜むリスク

  • 判断が属人的になり、再現性がない
  • 成果が偶然に左右される
  • 育成が進まず、次の世代が育たない
  • 人が抜けたとたんに混乱が起きる

その人がすごいだけで、会社が強いわけではない
組織の“強さ”は、「誰でも一定の成果が出せる仕組み」があるかどうかで決まります。


◆ “チームで進める力”を高めるための3ステップ

業務を“見える化”し、標準化する

  • 「〇〇さんがやってくれるから大丈夫」をなくす
  • 手順・判断基準・連絡ルートを全員が共有できる状態にする
  • マニュアル、業務フロー、チェックリストの整備から着手

判断を任せる“ルール”をつくる

  • どこまでが現場判断で、どこからが上長判断か明確にする
  • 「確認します」の渋滞を防ぐ
  • 自律的に動ける人材が育つ“判断の型”を仕込む

③ 1人で完結させない文化をつくる

  • 「相談・報告・共有」が自然に行き交う仕掛けを用意する
  • チャット・日報・ミーティングを活用し、仕事の“透明度”を上げる
  • 「自分だけで抱えない」ことが、品質とスピードを両立させる

まとめ:強い組織とは、“誰がいても動くチーム”

  • 「できる人」より、「仕組みで動ける環境」をつくる
  • 「属人的な成功体験」より、「全員で使える共通知識」を残す
  • 「この人だからできた」を、「誰でもできる」に変えることが、経営の最大効率化

優秀な人を探す”より、“優秀な仕組みを残す”ほうが、会社は強くなる。