159話「売らない営業」が、いちばん売れる

コラム

〜商品を売るな。関係性を築け〜

「いい商品なんですが…」
「いまは予算がなくて…」
「ちょっと検討してから…」

そんな言葉に傷ついてきた営業パーソンは多いかもしれません。
でも実は、お客様は「商品が悪い」と思っているのではなく、
「この人から買いたい」と思えていないだけかもしれません。

人は“論理”ではなく、“信頼”で動く。


◆ “売らない営業”がなぜ成果を出せるのか?

✅信頼を先に築くから、警戒されない
→ 売り込まれると思うと、人は本能的に身構える
→ 逆に、「相談に乗ってくれる存在」になれば、自然に商談が生まれる

✅相手の課題を“言語化”してあげられる
→ 商品説明より、「そう、それが困ってたんです」と言わせた方が強い

✅長期的な関係が築ける
→ “今だけの契約”より、“何度も相談される存在”になる


◆ “売らずに売る”営業スタイルの3ステップ

① 「ヒアリング8割」の姿勢を貫く

  • まずは聞く。徹底的に聞く。
  • 相手も気づいていない“本当の課題”を掘り出すことに集中する

「提案」は、“共感のあと”で行う

  • 「だからこそ、こういう形がいいかもしれません」
  • 相手の立場に立った“寄り添う提案”が、信頼を得る

「クロージング」ではなく「確認」をする

  • 「いかがされますか?」ではなく、
  • 「この提案、〇〇様のお悩みにフィットしてますかね?」という一歩引いた言葉が響く

売らない営業の本質は、「売る」のではなく、「選んでもらう」こと

営業はプレゼン勝負ではなく、信頼構築のプロセスです。
商品は変えられなくても、「人として信頼される力」は誰でも鍛えられます。

「売れる人」は、“売ろうとしていない人”に似ている。


まとめ:「営業」は、売る技術ではなく、“信じてもらう技術”

  • 商品を売るな。信頼を売れ。
  • 説得するな。共感せよ。
  • 一歩引くことで、一歩深く入り込める関係が生まれる。

売らないのに売れる人”は、信頼の経営資産を育てている。