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コラム

第65話:「動作のムダ」 (2024年04月13日)
動作のムダは、生産プロセスや作業において、不必要な動作や無駄な動きが発生することを指します。
これらの無駄な動作は、作業者や機器の時間やエネルギーを無駄にし、効率性を低下させます。
具体的な動作のムダには以下のようなものがあります:
不必要な移動:
  作業者が製品や部品を移動する際に、最適でない経路を選択したり、移動距離が長すぎたりする場合があります。
  これにより、時間や労力が無駄に消費されます。
過剰な手動作業:
  自動化が可能な作業を手動で行う場合、効率が低下します。
  例えば、自動化された機械によって行える作業を手作業で行う場合などがあります。
不必要な調整:
  機械や設備の設定や調整が頻繁に行われる場合、生産性が低下します。
  また、調整が適切でない場合には、作業の品質にも影響を与える可能性があります。
無駄な待ち時間:
  作業者が待機する時間や、機器が停止している時間が発生する場合、効率性が低下します。
  これは生産プロセス全体の停滞を引き起こす可能性があります。
無駄な動作手順:
  作業手順が複雑で冗長な場合、作業者が不要な手順を実行することがあります。
  これにより、作業の効率が低下します。
これらの動作のムダを削減するためには、以下のようなアプローチが取られます:
・働き方改革: 作業プロセスを見直し、不必要な動作を削減するための取り組みを行います。
 例えば、作業スペースの再配置やレイアウトの最適化などがあります。
・自動化と技術革新: 自動化された機械やロボットを導入することで、効率的な作業を実現します。
 また、IoTやAIなどの技術を活用して、作業プロセスの最適化を図ることも有効です。
・標準化とトレーニング: 作業手順やプロセスの標準化を行い、作業者に適切なトレーニングを提供することで、ムダの削減を図ります。