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コラム

第107話:「PREP話法」
PREP話法とは、Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論) の順に話を展開することで、
論理的かつ分かりやすく伝えるための話し方のフレームワークです。

<PREP話法の構成>
1.Point(結論)
  ・まず、話の結論や主張を最初に伝えます。
  ・「何が言いたいのか?」を明確にすることで、聞き手が話の方向性を理解しやすくなります。
2.Reason(理由)
  ・結論を裏付ける理由を述べます。
  ・「なぜそうなのか?」を説明し、説得力を持たせます。
3.Example(具体例)
  ・理由を補強するための具体的な事例やデータを示します。
  ・実例を挙げることで、聞き手がイメージしやすくなり、納得感が増します。
4.Point(結論)
  ・最後にもう一度、結論を述べて話を締めくくります。
  ・これにより、話の要点が強調され、聞き手の記憶に残りやすくなります。

<PREP話法の例>
 例1:仕事の効率化について
 ・Point(結論)
  「仕事の効率を上げるためには、タスクの優先順位を決めることが重要です。」
 ・Reason(理由)
  「なぜなら、優先順位をつけることで、重要な仕事に集中しやすくなるからです。」
 ・Example(具体例)
  「例えば、毎朝ToDoリストを作成し、優先順位の高いものから取り組むと、無駄な時間を減らせます。」
 ・Point(結論)
  「したがって、仕事の効率を高めるには、タスクの優先順位を決めることが大切です。」
 例2:新しいシステム導入の提案
 ・Point(結論)
  「新しい管理システムを導入すべきです。」
 ・Reason(理由)
  「なぜなら、このシステムを導入することで、業務のミスが減り、作業効率が向上するからです。」
 ・Example(具体例)
  「実際にA社が同じシステムを導入したところ、ミスが30%減少し、業務時間が20%短縮されました。」
 ・Point(結論)
  「したがって、私たちも新しい管理システムを導入するべきです。」

<PREP話法のメリット>
 ・論理的で分かりやすい → 結論が最初にあるので、話の内容が明確になる
 ・説得力が増す → 理由と具体例を示すことで納得感が高まる
 ・話の流れがスムーズ → 結論→理由→具体例→結論の流れが自然で理解しやすい

<PREP話法を使う場面>
 ・プレゼンテーション
 ・上司への報告
 ・商談や営業トーク
 ・メールやチャットでの説明
 ・面接の回答
 ・ブログや記事の執筆

<まとめ>
PREP話法(Point→Reason→Example→Point)を使えば、誰でも分かりやすく、説得力のある話ができるようになります。