COSMO-NEXT COMPANY

コラム

第112話:「ストーリーテリング」
ストーリーテリングとは、物語を用いて情報を伝えたり、感情を引き出したりする手法のことです。
単に事実を伝えるだけではなく、物語の力を活用することで、聴き手や読み手の心に響くメッセージを効果的に届けることができます。

<ストーリーテリングの重要性>
1.記憶に残りやすい
  人は物語の形式で語られた情報の方が、事実のみの説明よりも約22倍記憶に残りやすいと言われています。
2.感情に訴える
  共感や感動を生み、聴き手の行動や意思決定に影響を与えることができます。
3.複雑な情報の理解を促進
  技術的な情報やデータも、物語を通じて伝えることで直感的に理解しやすくなります。

<ストーリーテリングの構成要素>
効果的なストーリーテリングには、次の4つの要素が重要です。
1.登場人物
  読み手が感情移入できる人物が必要です。ターゲットと似た背景や価値観を持つキャラクターが共感を引き出します。
2.課題や葛藤
  主人公が直面する問題や壁があることで、物語に緊張感や興味が生まれます。
3.解決策
  葛藤を乗り越えて課題が解決されるシーンがあることで、読者は達成感や感動を得ます。
4.メッセージ
  物語を通じて伝えたい価値観や教訓が組み込まれていると、より深い印象を与えられます。

<ストーリーテリングの型(フレームワーク)>
効果的に物語を構築するための有名なフレームワークがいくつかあります。
1.ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)
  主人公が旅に出て困難に立ち向かい、成長して帰還するという王道のパターンです。
  多くの映画や小説で活用されています。
2.S.T.A.R.法(Situation, Task, Action, Result)
  状況 → 課題 → 行動 → 結果 の順で構成するビジネス向けの手法です。
3.ピクサーのストーリーテリング法則
  「昔々、~だった。でもある日~が起きた。だから~した。その結果~になった。」と展開する、
  子どもでも理解しやすいシンプルな構造です。

<ビジネスにおける活用例>
 1.プレゼンテーション:データだけでなく、実際の事例を物語形式で紹介することで印象に残る
 2.マーケティング:ブランドの誕生秘話やお客様の成功ストーリーを伝えると、共感を生みやすい
 3.営業トーク:顧客の課題に寄り添い、成功の物語を語ることで信頼を得られる

<ストーリーテリングのコツ>
・ ターゲットの共感を意識する
・ 感情を動かすエピソードを入れる
・ 具体的なエピソードや描写でリアリティを出す
・ シンプルな構成にまとめる

ストーリーテリングは、ビジネスでも日常でも強力なコミュニケーションツールになります。