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コラム

第116話:「アナロジー思考」
<アナロジー思考とは>
たとえば
血液の流れは、水道の配管に似ている
脳はコンピューターのように情報を処理する
こういった「似ているもの」に置き換えることで、知らないことでも既知の枠組みで理解しやすくなります。

<アナロジー思考のメリット>
1.理解が深まる
  難しいことを身近な例に置き換えることで、直感的に理解しやすくなる。
2.創造力が高まる
  異なる分野の知識を結びつけて、新しいアイデアや解決策を導ける。
3.説得力が増す
  相手に伝えるときも、アナロジーを使うとイメージしやすく、納得されやすい。

<アナロジー思考の使い方(手順)>
1.テーマ・課題を明確にする
  たとえば「チーム運営がうまくいかない」
2.類似する構造を探す
  似たような構造を持つもの(例:オーケストラ、サッカーチーム、工場など)
3.共通点を見つける
  それぞれに「役割分担」「指揮者(監督)」「連携」が必要など
4.違いを意識して応用する
  あくまで「似ている部分」を利用しながら、自分の課題に合うよう調整する

<ビジネスでの活用例>
1.マーケティング戦略 → 戦争にたとえて「どこを攻めるか(ターゲット)」「補給路(広告チャネル)」など考える
2.新人教育 → 植物の成長にたとえて「水(指導)」「日光(経験)」「土壌(社風)」として見る
3.商品開発 → 他業界のヒット商品と自社製品を照らし合わせて、アイデアを得る