サンクコスト効果(またはサンクコストの追加投資)とは、過去に既に投資したリソース(時間、お金、労力など)に基づいて、 それまでの投資を取り消すことが難しくなる傾向がある現象を指します。 具体的には、人々が過去に投資したリソース(例えば、時間やお金)に対する感情的な結びつきやコミットメントが強まり、 その投資を無駄にしないために、それ以上の投資を行おうとする傾向を示す現象です。 例えば、映画館で映画を観に行ったとします。映画の内容が思っていたよりも良くないと感じたとしても、 観た時間やお金を取り戻すことはできません。 しかし、映画がつまらないと感じつつも「もう半分くらい観ちゃったから最後まで見よう」と思ってしまうのがサンクコスト効果です。 このように、過去の投資を取り消すことが難しくなるため、人々はさらに投資を続けてしまう傾向があります。 しかし、合理的な意思決定をする上では、過去の投資に拘束されず、将来のリターンを考慮した判断をすることが重要です。 過去の投資は未来の意思決定に影響を与えないように注意することが賢明です。 |