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コラム

第68話:「不良・手直しのムダ」 (2024年05月04日)
不良・手直しのムダは、生産プロセスにおいて製品が不良と判定され、再加工や手直しが必要となることを指します。
このムダは生産性を低下させ、コストを増加させるだけでなく、顧客満足度や製品品質にも影響を与える可能性があります。
不良・手直しのムダが発生する主な原因には以下のようなものがあります。

製造プロセスの不良:
  製造工程において、材料や部品の加工が不良や欠陥を含む場合、製品が不良となります。
  これは材料の品質管理や加工プロセスの改善が不十分な場合によく起こります。
設備や機器の故障:
  製造機械や設備の故障が発生した場合、不良品の発生率が上昇する可能性があります。
  故障が原因で製品の品質に問題が生じることがあります。
人的エラー:
  作業者のミスや不適切な作業手順によって、製品の不良が生じることがあります。
  適切なトレーニングや品質管理の徹底が重要です。
品質管理の不備:
  品質管理プロセスが不十分である場合、不良品が検出されないまま製品が出荷される可能性があります。
  適切な検査や品質管理手法の導入が必要です。

不良・手直しのムダを削減するためには、以下のようなアプローチが取られます。
・品質管理の強化: 品質管理プロセスを改善し、製品の品質を継続的に監視・管理します。
 適切な検査や品質向上活動を行うことで、不良品の発生を防ぎます。
・プロセス改善: 製造プロセスを見直し、不良品が発生しやすい箇所を特定し、改善します。
 生産ラインの安定化や自動化の導入などが有効です。
・トレーニングと教育: 作業者に適切なトレーニングや教育を提供し、品質管理意識の向上を図ります。
 作業手順や品質基準の理解を深めることが重要です。
・根本原因の分析: 不良品が発生した場合、その根本原因を分析し解決策を見つけることが重要です。
 PDCAサイクルを活用して、継続的な改善を実施します。

これらの取り組みにより、不良・手直しのムダを削減し、製品品質の向上と生産性の向上を実現することができます。